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森山大道: Daido Moriyama: Ango 【日本語版】

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森山大道:Daido Moriyama: Ango【日本語版】

言葉:坂口安吾 写真:森山大道 造本:町口覚
判型:240 x 165mm(B5判変型)
頁数:188頁 写真点数:57点
上製本(スリーブケース入り)
発行元:bookshop M

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2B Channel
「町口覚と写真家の桜」 公開中!
https://m.youtube.com/watch?v=pjXs6cDMxwQ&feature=youtu.be

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森山大道の撮り下ろしの桜の写真×坂口安吾の名作「桜の森の満開の下」
世界のアートブックファンが殺到した桜書物のマスターピース。
2024年、桜の季節を目前に残部希少の【日本語版】を
7年の時を超え、版元保存のヴィンテージを据え置き価格で限定再発売!

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虚空の下に

敬愛する二人の先人の其々の桜を、
一冊の本という空間の中で交配させてみたい、
という衝動で僕は、この本を編集し造本した。
そして、桜の花びらと
冷めたい虚空がはりつめているばかりの
書物が完成した。
何もない空間が、桜の森の満開の下にある
と教えてくれた坂口安吾さん、
何もない空間を、意味なきままに埋め尽くす
半世紀前の桜の花びらと現在(いま)の桜の花びらを手渡してくれた森山大道さんに、
深く感謝いたします。

─町口覚(本書あとがきより)

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坂口安吾(さかぐち・あんご)/小説家
1906年新潟市西大畑町生れ。本名は炳五。幼稚園の頃より不登校になり、餓鬼大将として悪戯のかぎりを尽くす。1926年、求道への憧れが強まり、東洋大学印度哲学科に入学するも、過酷な修行の末、悟りを放棄する。1930年、友人らと同人雑誌「言葉」を創刊、翌年6月に発表した「風博士」を牧野信一に絶賛され、文壇の注目を浴びる。その後、「紫大納言」(1939年)などの佳作を発表する一方、世評的には不遇の時代が続いたが、1946年、戦後の本質を鋭く把握洞察した「堕落論」、「白痴」の発表により、一躍人気作家として表舞台に躍り出る。戦後世相を反映した小説やエッセイ、探偵小説、歴史研究など、多彩な執筆活動を展開する一方、国税局と争ったり、競輪の不正事件を告発したりと、実生活でも世間の注目を浴び続けた。1955年2月17日、脳溢血により急死。享年48歳。主な小説に「真珠」「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」など。

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森山大道(もりやま・だいどう)/写真家
1938年大阪府池田市生まれ。デザイナーから転身し、岩宮武二、細江英公の助手を経て、1964年にフリーの写真家として活動を始める。1967年『カメラ毎日』に掲載した「にっぽん劇場」などのシリーズで日本写真批評家協会新人賞を受賞。
近年では、サンフランシスコ近代美術館(1999年・メトロポリタン美術館、ジャパンソサイエティー(ニューヨーク)巡回)、国立国際美術館(2011年)、テートモダン(ロンドン)で行われたウィリアム・クラインとの合同展(2012~ 13年)他、国内外で大規模な展覧会が開催され、国際写真センター(ニューヨーク)Infinity Award功労賞を受賞(2012年)するなど、世界的に高い評価を受けている。

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町口覚(まちぐち・さとし)/造本家
1971年東京都生れ。デザイン事務所「マッチアンドカンパニー」主宰。森山大道、蜷川実花、大森克己、佐内正史、野村佐紀子、荒木経惟などの写真集をはじめ、映画・演劇・展覧会のグラフィックデザイン、文芸作品の装丁などを幅広く手掛け、常に表現者たちと徹底的に向き合い、独自の姿勢でものづくりに取り組んでいる。2005年、自ら写真集を出版・流通させることに挑戦するため、写真集レーベル「M」を立ち上げると同時に、写真集販売会社「bookshop M」を設立。2008年より世界最大級の写真の祭典「PARIS PHOTO」にも出展しつづけ、世界を視野に“日本の写真集の可能性”を追求している。2009年・2015年に造本装幀コンクール経済産業大臣賞、2014年東京TDC賞など国内外の受賞多数。

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