



















森山大道写真集成⑤ 1960‐1982 東京工芸大学 写大ギャラリー アーカイヴ
¥17,600 税込
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森山大道写真集成⑤
1960‐1982
東京工芸大学 写大ギャラリー アーカイヴ
写真:森山大道
編集:神林豊+町口覚
造本設計:町口覚
デザイン:浅田農(MATCH and Company., Ltd.)
テキスト:森山大道、吉野弘章(東京工芸大学 学長)、町口覚
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アーカイヴ930点の撮影場所、撮影年、イメージサイズを詳細に記し、作品が掲載された雑誌などの初出の時系列順に分類された“作品一覧”を掲載
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判型:縦 302mm/横 222mm
頁数:本文832頁
写真点数:1018点 (アーカイブ作品930点、イメージ写真24点、資料写真64点)
仕様:布装糸かがり上製本(タイトバック)、表紙シルクスクリーン印刷+空押し、スリーブケース付
束幅:6cm
重量:3.5kg
言語:日英表記
発行:月曜社
© 2021 Daido Moriyama Photo Foundation
Book Design © MATCH and Company Co., Ltd.
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この写真集制作中に、
ぼくは幾度となく、ぼくが写し、細片化してしまったあらゆる事象、
つまり様々な 場所、時間、情景、
そこに当る光と影との再会の時間を持つことができた。
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ぼくが写したものでいま残っているもっとも古い写真、一等古い撮影である1960年の、写真に足を踏み入れた頃の、夜の大阪を写したスナップから、以降20年間の時を経て、1982年に出版された『光と影』に至る写真が、この本には収められている。
このアーカイヴの過半は、1976年、ぼくの写真の師である細江英公先生の目と手を通して、工芸大で展示されたプリントである。そして1999年にサンフランシスコの美術館から始まった、ぼくの本格的な数々の海外展で、主要な展示作品となっていった。
1961年、ぼくが大阪から上京して細江先生の最初のアシスタントとなり、それ以降辿ることになった長い長い写真の道すじには、陰に日向に細江先生がより添ってくださっている。
この写真集制作中に、ぼくは幾度となく、ぼくが写し、細片化してしまったあらゆる事象、つまり様々な場所、時間、情景、そこに当る光と影との再会の時間を持つことができた。細片となったイメージたちは、あれこれの時・空が混然と錯綜して視界に映り、新鮮に感覚されてくる。決して懐かしいという心情などではなく、もうひとつの時・空となって、それを見るぼくに、さまざまなことを知らしめてくれる。
細江先生とめぐり会って以来60年、写真という二文字が持つ魅力は、しぶとくしたたかな引力とともにぼくを摑えて離さなかった。
2021年2月
森山大道
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東京工芸大学芸術学部 写大ギャラリーが所蔵する1960年から1982年に撮影された930点にも及ぶプリントを一冊に編集・造本設計した森山大道の初期作品を辿る貴重なアーカイヴ作品集
「森山大道写真集成」シリーズ(月曜社)
『にっぽん劇場写真帖』(室町書房1968年)、『狩人』(中央公論社1972年)、『写真よさようなら』(写真評論社1972年)、『光と影』(冬樹社1982年)の名作写真集の決定版。本書は、シリーズ完結作であり、雑誌や写真集などには掲載されていない未発表作も多く含まれている。
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森山大道(もりやま・だいどう)
1938年大阪生まれ。岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て1964年独立。写真雑誌などで作品を発表。1967年「にっぽん劇場」で 日本写真批評家協会新人賞受賞。1968年から1970年にかけて写真同人誌「プロヴォーク」に参加。ハイコントラストや粗粒子画面の作風は “アレ・ブレ・ボケ”と評され、写真界に衝撃を与える。ニューヨーク・メトロポリタン美術館やパリ・カルティエ現代美術財団で個展を開催するなど世界的評価も高い。
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